岡山県青年司法書士協議会のブログ

岡山県青年司法書士協議会の日々の活動記録を公開しています

東京レインボープライド2018

5月5日(土)~6日(日)に東京の代々木公園をメイン会場として開催された「東京レインボープライド2018」に、今回初めて参加してきました。

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「東京レインボープライド」は、「らしく、たのしく、ほこらしく」をモットーに、性的指向性自認のいかんにかかわらず、すべての人が、より自分らしく誇りをもって、前向きに楽しく生きていくことができる社会の実現を目指しています。

近年、日本各地でパレードが開催されるようになりましたが、国内では「東京レインボープライド」が最も規模が大きく、今年の来場者は15万人、パレード参加者は7,000人とどちらも過去最高だったようです。

代々木公園にはたくさんの企業や団体がブース出展をしていて、ステージでは様々な催しがあり賑わっていました。来場者はセクシュアル・マイノリティ(LGBT)当事者の方々だったり支援者(アライ)だったりしますが、誰がゲイで誰がトランスジェンダーで誰がマジョリティ(多数者)であるかなんて関係なく、同じ場所にいて同じ時間を共有し、お互いを許容し尊重し合う、そんな空気がありました。

日本司法書士会連合会もブース出展をしていて、パンプレット等を配布したり、相談ブースには多くの相談が寄せられたそうです。

5月6日(日)のお昼12時からパレードがスタートし、司法書士グループのスタートは13時30ごろでした。パレードする側と沿道で見る側とが、お互いに笑顔を交わし、「Happy Pride!」と声を掛け合い、手を振りハイタッチをしながら、約1時間かけて渋谷~原宿を歩きました。

 

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今回参加してみて実感したことは、「マジョリティかマイノリティか」で色分けするのではなくて、「全員が違う色」なのだということ。どちらが優っていて劣っているとかではなくて、それぞれが「個」として尊重されるべきで、それなのに世の中にはマジョリティを基準としたルールしか準備されていないので、生きづらい思いをしている人達がいる。それは「平等」な社会ではありません。

 

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セクシュアル・マイノリティの権利擁護の必要性と、司法書士は応援していますというメッセージを伝えるために皆で歩きました。暑くて疲れましたが、とても楽しい時間でした。

『私たちが未来に求めるのは、
特別な権利や、特別な豊かさではありません。
マイナスをゼロに。
同じことを同じように。
愛する人を、自由に愛する。
そんな、あたりまえの「平等」を、実現したいだけなのです。』
(東京レインボープライド2018ホームページより)

セクシュアル・マイノリティの方々も生きやすい社会になるように、司法書士が業務として支援できることがあります。

6月30日(土)に開催する研修会では、当事者の声を聴き、実務面までしっかり勉強して、今後の法的支援につなげたいと思います。多くの皆様のご参加をお待ちしています。