岡山県青年司法書士協議会のブログ

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民事信託についての研修会を行いました

 平成25年12月7日(土)、岡山県司法書士会新会館にて、民事信託の研修会を行いました。新会館を使用するのはこれで2度目ですが、やはり新しい建物は快適でいい。定額会費4千円/月のアップ分も納得できるか、しかしそんなに利用するわけでもないしなあ、なんてことはどうでもいいですね。そう、民事信託の研修ですよ。
 講師を務めていただいたのが、鳥取会所属司法書士の谷口毅さんで、まずこの人物が凄かった。端正なマスクで頭脳明晰、そして絶妙な語り口調、もうこれは司法書士にしておくのが惜しいくらい。どこかの予備校の講師でもやれば、あの「今でしょ」の先生よりもずっと人気が出るのでは?と思ったりもしました。
 そうそう、研修内容がまた良かった。「信託」というのはハッキリ言って一般の司法書士には馴染みのないものです。勿論自分もその例外ではありません。登記原因に信託というのがある、という程度でした。しかし講義を聴いてみて、やりようによっては、信託は応用範囲が広く、かなりの場面で使えるということです。また委託者の死後も契約は存続するので、委託者の意向次第では信託でなければならない、なんてものもあるはずです。反面委託者と受託者に強い信頼関係がなければ成立しないものです。またやるからにはしっかりしたスキームを組んでやらなければ成立しないものでもあります。適用範囲が広い分、信頼関係に基づきしっかりやらなければならない、権利は義務を伴う、これまた然り、などと独り納得しても始まりませんが、これ以上内容について書くと、「この人は本当に分っているのか?」と思われるので(図星ですが)、この辺にしておきます。
 研修後は青年会の臨時総会、その後は忘年会へとなだれ込み、谷口先生も参加され、楽しく一杯呑めました。
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