岡山県青年司法書士協議会のブログ

岡山県青年司法書士協議会の日々の活動記録を公開しています

11月9日(土)~11月10日(日)調停・対話促進の技法トレーニング~基礎編

 11月9日、10日の2日間、岡山県司法書士会館にて、『調停・対話促進の技法トレーニング~基礎編』が開催されました。

 調停に興味…というよりも、普段の相談業務の中で、自分が話していることが上手く相手に伝わっているのか迷うことも多く、そのための工夫や方法を少しでも自分の中にフィードバックできたらいいなという思いで参加しました。

 今回岡山で開催されたこともあり、顔なじみのメンバーが多かったためか、アウェイ感は少なく、個人的には割とリラックスした状態でトレーニングを受けることができました。

 トレーニング中の数々のロールプレイは、事前にスタッフから、これはトレーニングなので恥ずかしいという思いを捨てて、役柄になりきって一生懸命に演じて欲しいと指示がありました。とはいえ普段の顔なじみや司法書士会の大先輩を相手に自己の感情を爆発させるのは、どこかやり辛い側面もあり、それでも真剣にやらないとお互いのトレーニングにならない…と意を決して相手に浴びせる言葉の悪さに若干自己嫌悪になるほどで、終わったときには頭も身体もへとへとでした。

 ロールプレイ後、フィードバックの時間が比較的長く設けられており、互いに感想を述べながら、他人の意見に耳を傾けていると、気づかなかったことが多々ありました。一対一の互いの感情のぶつけ合いでは自分の思いなど殆ど伝えられていないこと、調停人が交わることで、また調停人が上手く当事者の思いをくみ上げてくれることでスムーズな解決に導ける可能性が高まること、そしてその技法は普段の相談業務にも十分使える内容でした。

 中でも一番痛感したのは『いかに人の話を聞けていないか』ということでした。

 単に聞くだけなら誰でも普通にできるのですが、それを理解し要約し、相手に安心してもらえるほど『聴く』ということがいかに大変なことなのか、それを自覚できただけでも大きな収穫だったと思います。

 このトレーニングのために全国からここ岡山に集まり、スタッフも受講者もおかやまマラソンに負けないくらい熱い2日間を過ごしたと思います。皆さん大変お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

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